男の子の「男らしさ」を育てるには、この7つのフレーズを繰り返し伝えること

男の子の子育てには、父性が大事ーー。

分かってはいても、男の子は女の子と比べて育てるのが難しいと言われます。

特にお父さんというのは、息子にとって最高の父親になろうと、すればするほど、子供に有益ではない助言や格言を伝えてしまいがちです。

例えば、泣いている男の子に「赤ちゃんみたいな振る舞いはやめろ」とか、「元気を出せ。大丈夫だ」とか言ったことはありませんか。

これは、父、祖父と昔から脈々と受け継がれてきた、間違った「男らしさ」の代償です。

本当は思いやりをかけるべき場面なのに、まったく役に立たない助言をしてきたのです。

2019年4月、米国の子育て本ベストセラー1位「How To Raise A Boy: The Power of Connection to Build Good Men(少年の育て方:良い男を作るためのつながりの力)」を上梓した、マイケル・ライヘルト博士はこう言います。

我々は、古い考え方の「男らしさ」に頭を占拠されて、男の子として基本的に大切な人間性をないがしろにしています。ストイックな男という理想像をかかげることが、怒りや孤独、無礼な態度や破壊的な行動へと導いていることを反省すべきです

と語っています。

そこで、本著「HOW TO RAISE A BOY」より、重要な7つのフレーズをここに列挙します。

もし、あなたがお父さんとして、自分の息子さんを「男らしく」育てたいのであれば、以下の7つのフレーズを繰り返し伝えていってあげてください。

1.お父さんも100万回は失敗してきたよ

小さな子供は、お父さんは決して間違ったことはしないと思うものです。しかし、肉親である父親が息子に伝えるべき理想的な男性像は、「人間的に失敗をしている姿」です。
冷静さを失って失敗した話、あなたが怖がっていることの話、あなたの失恋の話など、人間とは非論理的な行動をとるものだということを伝えて良いのです。また、理想的だが達成不可能なことを基準に話をしないことで、男らしさとはより現実的で容認できるものだとわからせることが大切です。

2.誰かを幸せにするには、まず自分自身を幸せにしなきゃいけない

男の子は自己犠牲を強いられる場面が多いですが、もし、自分を守るために今自己犠牲となっているので無い限り、少しくらい自分勝手であるべきです。

つまり、自分を守れない者が他人を守れないということです。

これは幼少期のころから学んでおくべきことです。

「自分を愛すること」「自分を知ること」「自分を受け入れること」「自分を支持すること」
これらのことの意味がわからないのに、どうやって誰かを幸せにできるでしょうか?

意識的に、仲間のために自分が犠牲になるということは時々あっても将来役に立ちますが、それを「男らしさ」だと教えることは、将来多くの問題を抱える可能性があります。

なぜならば、言い換えると「チームのために1人を取る」という考え方は、常に自分が犠牲を払い、選択することをやめてしまうようになるからです。

3.それは本当にあなたの最善の努力だったの?

もし、自分の息子が何かを中傷しているのを見た時、息子自身は本当に最善を尽くしたのかを確認することはとても重要です。

例えば、サッカーの試合で負けた時、相手チームの良くないところを批判しているようなことがあれば、あなたはそれよりも息子自身のパフォーマンスがどうだったのかを聞くでしょう。

しかし、それを「どのように」聞くかがもっと重要となります。

著書では、男の子が最高のパフォーマンスを発揮できるようになるには、その彼を高い水準で保っていけるように導ける人だということが分かっています。

ベストパフォーマンスができるよう何度も挑戦させること、そして、それ以下になってしまうことを諦めない人を男の子は尊敬します。

男の子が自分自身が考えているよりも高いパフォーマンスを達成できるのは、人間関係の重みに寄るところが大きいのです。

父親はもちろん、コーチやメンターが愛情をもって公正に導けば男の子は自分を高めるためにがんばってくれます。

これはスポーツや勉学、芸術などあらゆるジャンルにおいて共通する機能です。

4.あなたがしてもらいたいことを相手にしてあげなさい

自分がしてもらいたいことを周りの人にしてあげることは、社会的なコミュニケーションにとって大切なことです。

学校やチームスポーツにおいても大切で、忠誠心や地域社会への貢献心が生まれます。

ライヘルト博士は「これは個人主義への挑戦です」と語ります。

「全体とは、パーツの合計よりも大きな存在なんです。海軍の『置き去りにしない』という精神があります。もしあなたが負傷して、置き去れにされるとしたら、戦いに出たいとは思いませんよね? そういう水兵の集まりが海軍です。だから、全体は1人のために存在しているということを教わるのです」

5.人は傷つけられると、誰かを傷つける

この格言は、幼い男の子が学ぶには良いレッスンです。

子供も幼稚園くらいになると、言葉でのいじめや仲間はずれにされることもあります。

でも、そうやって人を傷つけるてくる人は、その人自身が傷つけられてきたからにほかならないのです。

それは親からなのかもしれません。

これは「トラウマの再現」といい、

ですから、もし、息子が誰かに傷つけられたとしたら、父親はこのように教えるべきです。

「人は傷つけられると、誰かを傷つける。だから仕返しなどはせず、傷つけてきた人の傷みをわかってあげよう」と。

子供には少し難しいかもしれませんが、言い続けることで大局的に捉える考え方へと成長します。

6.自分を責めてばかりしてはいけません

父親は「他人のせいにしてはいけないこと」と「自分で責任を負うこと」をごっちゃにして考えてしまいがちです。

しかし、子供は、世界は公平であり、間違ったことをしたらその平等が崩れることをわかって生まれてきています。

ライヘルト博士の息子はある日、突然なんの理由もなく、ある子供にお腹を殴られました。

博士の息子はその後、保健室の先生にこう言いました。

「僕はもっと彼を怒らせてやればよかった!」と憤慨しました。

私たちは、人の行動を理解するための認知的な枠組みを持ってはいません。

絶対というものがないように、確かなことを理解するのは不可能です。

特に若い頃は、それがトラウマになっているということを理解することはできません。

理解できないので、なにかが起きた時に自分のせいにしてしまうのです。

ですから、父親は息子になにか悪いことが起きた時にも、「常に自分のことを責めなくていい」と伝えてあげることが必要です。

すべての行動には、ほかにもたくさんの要因が関係しているのですから。

7.僕は君を愛しているし、君のことを分かっているよ

これは単純ですが、なかなか言えてない言葉ではないでしょうか?

ライヘルト博士の父が、「私は君を愛している」と言ったことは一度もありません。

これは単純に、父の世代の男性は「男らしさ」として、自分の息子に愛しているなどとは言わなかった時代なのです。

博士は、父がそういう世代の人だということを知っているので、大丈夫でした。

しかし、博士は必要であろうと必要でない時であろうと、父親が息子に「愛してるよ」という言葉は大切だといいます。

愛とは、単なる感情ではありません。

ですから、「愛してる」という言葉の意味は、

父親は息子が誰であるのかを本当に知っており、息子が誰であるのか、唯一の個人として認める言葉です。

子供には承認欲求があり、褒めてもらうことよりも認めてもらうことのほうが大事なときがあるのです。


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