父子家庭で「母の日」、母子家庭で「父の日」は祝う必要なし!? 子供への影響は?

シングルペアレントである私たちの悩みの一つに、「母の日」「父の日」を子供とどう祝うか?というのがあります。

特に未就学児をお持ちの親御さんは、保育園や幼稚園で行われる「母の日」や「父の日」のイベントを子供がどんな気持ちで過ごすのかと考えると、複雑な思いがありますよね。

保育園では母子家庭の子供に配慮して、「父の日」の行事を行わないところもありますが、父子家庭の子供が少ないことから、「母の日」のイベントはだいたいどこでも行うみたいです。

そこで、今回は父子家庭での「母の日」、母子家庭での「父の日」をどう祝うか、どうやって子供に接するべきかについて。母の日、父の日の由来から紐解き、考察したいと思います。

母の日ってどんな日? いつ? なぜカーネーションを贈る?

母の日は、子供が母親にふだんの感謝の気持ちを伝える日、ということはみなさんもご存知の通りです。

日本では毎年5月の第2日曜日(令和最初の母の日は5月12日)となっています。

母の日を提唱したのはアメリカのアンナ・ジャービスさんという方です。アンナさんの母が地域のボランティア活動に勤しむ経験なクリスチャンであったことから、母を敬愛するアンナさんが母親の命日である5月9日に教会で母を敬う日として「母の日」を祝ったことが社会運動となり、1914年に国民の祝日として定められました。

母の日にカーネーションを贈るようになったのはアンナさんが1905年にウェストバージニア州の教会で行った母の日の礼拝の際に祭壇に白いカーネーションを飾ったのが始まりと言われています。

そこから、母の日に母親を喪っている人は白いカーネーション、母親が健在な人は赤いカーネーションを贈るようになりました。

日本では1913年に青山学院で行われた母の日の礼拝が始まりだと言われています。

その後、1937年に森永製菓が母の日を宣伝したことで全国的に認知されるようになっていきました。

父の日ってどんな日? いつ? なぜバラを贈る?

父の日は、米国ワシントン州に住むジョン・ブルース・ドット夫人が1908年、自身の父親がシングルファザーとして6人兄妹を育ててくれたことに感謝して、「母の日」があるなら父の日のあるべきだと父の日を作ることを牧師教会に働きかけたのが由来とされています。

偶然にもドッド夫人の父親の誕生日が母の日の翌月の6月だったこともあり、1972年正式な国民の祝日として6月の第3日曜日に定められました。

それが日本にも伝わり、日本でも6月第3週の日曜日となっています(2019年は6月16日となっています)。

また、母の日がカーネーションを贈るのに対し、父の日は、ドッド夫人が亡き父の墓前にバラをお供えしたことから、バラを贈る習慣となりました。
現在では父親が健在の場合は赤いバラを、亡くなっている場合には白いバラを贈りますが、日本では「幸せの色」ということで黄色いバラを贈ることが多いようです。

え、バラを贈るのと驚いた人もおおいかもしれませんね。
実際、母の日に比べると、父の日の存在感はとても小さく思えます。

このように、母の日も父の日も、お母さん、お父さんに感謝の気持ちを伝える日であることには変わりません。

お分かりのように、たとえ親が別離していたとしても、感謝の気持ちを持つことは忘れてほしくないですね。

ひとり親に配慮して母の日・父の日の行事を取りやめる保育園も

シングルファザーの方もシングルマザーの方も子供が保育園に入る年齢になると、やはり「ひとり親」ということへの子供の心理的影響を考えてしまいますね。

特に母の日や父の日が近くなると、保育園や幼稚園ではお父さんやお母さんの似顔絵を描いたり、手作りのプレゼントを作ったりします。

その際に、子供が疎外感を感じたりすることもあります。

実際に僕の息子は小学生でしたが母の日のイベントの帰り、体調を崩しました。

そういったことから最近では、母の日や父の日の行事を廃止して「家族の日」という行事で両親に感謝する行事を行う保育園や幼稚園が増えてきています。

母の日、父の日は「公」で祝う必要はないという機運も広まっています。家族で、身内でお祝いできればそれで十分ではないでしょうか。

しかし、ひとり親が別離した方の母の日、父の日を祝いたくないというのは、子供にとっては大きな問題です。

やはり、子供たちの母親、父親は世界に一人だけ。

日本では離婚した後、親権を持つ親が子供を別離した方の親に会わせないというのが、けっこうまかり通っています。

しかし、僕が住むオーストラリアではそれは法令上、禁止されています。

それは、別れたとしても親に会うのは「子供の権利」だからです。

むしろ、子供の権利を侵害する親は罰せられてしまいます。

そして、本来、日本の法律でも「面会交流権」として、オーストラリアと同様、子供の権利を守る法律があります。

この辺は、各家庭で事情が異なるでしょうが、できる限り、子供は両親との時間を過ごすべきというのが正論である以上、子供がお祝いしたいのであれば、母の日と父の日、両方とも各家庭でお祝いするようにしたいところです。

母の日、父の日に子供に絶対言ってはいけない5つのこと

辛い離婚を経て子育てをしているシングルファザーやシングルマザーの方々は、やはり母の日、父の日というものが望ましくないと感じるのは自然な感情だと言えます。

僕自身も離婚して間もなくの頃は、母の日に息子を面会させたくないという狭量な心が頭をもたげたものです。

米国で最も有名なシングルマザーの一人、エマ・ジョンソン氏は、父の日に子供に言ってはいけない5つのことを上げていますが、これはシングルファザーにも言えることです。
そこで、エマの言葉を以下に列挙しますので、参考にしてみてください。

お母さん(お父さん)は交換できるんだよ

これは間違いですよね。
でも、いつか新しい継母をと思うシングルファザーの人も多いかと思います。
しかし、それはそれ。
こうした言葉を聞いた子供は、間違いなく悲しみます。
父親も母親も、親は交換できないのです。
母親または父親の不在を改めて心に刻み込んでしまうだけの言葉です・

男(女)なんかに関わらないでいいよ

あなたが、男性不信または女性不信になっているのはわかりますが、これは男女それぞれへのリスペクトを欠く言葉です。
お父さん・お母さんがいなければ子供は存在しません。
性別にかかわらずリスペクトを持てる子供に育てたいのであれば言うべき言葉ではありません。

私(僕)は辛いんだよ。今あるのは私(僕)のおかげでしょ

子供が元パートナーを祝うことを疎ましく思ってしまう気持ちは、きっとひとり親にならないと分からないでしょう。
いろいろなことを犠牲にしてあなたは子育てをしているのだから。
一番に子供に貸しを作るような言葉は絶対にやめてください。
元パートナーの家族を含めて、子供はすべてに関与するのです。
その中であなたは子育てをしているという誇りと寛容さを持ってください。

あなたのお父さん(お母さん)は最低だね!

この言葉、あなたが正しいかもしれません。いや、きっと正しいでしょう。だから離婚したのだから。
しかし、子供に言っては、あなたがブーメランを喰らいます。
それをもし、感情的に言ってしまったとしたら、あなたはきっと後で罪悪感に苛まれるでしょう。

あなたのお父さん(お母さん)なんか、別に君の人生にとって大切じゃないでしょ

本当にそうでしょうか? もう一度子供の立場で考えてみてください。

すべての人に感謝してみませんか?

いかがでしたか? 

あなたの前妻、前夫が有意義な人物として再浮上してくる可能性があるということを忘れている人がほとんどです。

ほとんどの人が、別れた時点で元パートナーのことをクズ呼ばわりしています。

しかし、子供の心の中にあるのは、あなたが思い描いている相手の像とは違うのです。

母の日、父の日は、お義父さん、お義母さんにも当てはまるお祝いの日です。

子供に貢献してくれた人であれば、そのすべての人に感謝してみませんか?

そう、もしあなたがシングルファーザーなら、母の日にお子さんをお母さんと会わせてあげてください。

大げさなプレゼントを持っていく必要はないでしょう。

子供たちが本心で伝えたいことを書いたカードがあれば、それで十分でしょう。

その小さな贈り物は、彼らが愛され、感謝されていると感じるようになるのに大いに役立ちます。

そして、きっと翌月の父の日にあなたはきっと心からの感謝の気持ちをお子さんから伝えられることでしょう。


まずは自身のご両親に感謝を伝えてみては? ギフト付きで

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